相野原観音堂

 小国町相野原には、田園の中にあるお堂として有名な相野原観音堂があります。「田んなかの観音様」の愛称で親しまれているこの観音堂は、江戸時代末期に建てられました。
 堂内中央に祭られている本尊の馬頭観音座像は、本来、中魚沼郡仙田村岩瀬(現在の十日町市岩瀬)にまつられていましたが、渋海川が氾濫するたびに相野原に流されてくるので、よほどこの土地に縁のある仏様に違いないと人々がお堂を建立し、安置したという言い伝えがあります。
 昭和初期まで、着飾ったたくさんの農耕馬による無病息災を祈るお祭りが行われていました。

所在地長岡市小国町相野原
連絡先0258-95-5905
(小国支所地域振興・市民生活課)